AgriArt「田植え後の田んぼ」09:不耕起自然農法でのお米づくり

このエントリーをはてなブックマークに追加

◎自然に任せる一本苗

2012年の6月下旬、田植えが終わった田んぼは、未だ落ち着きがありません。
刈った草の中で、未だ残る草と、植えた一本の苗との闘いの始まりです。
田植えの水は、苗の根が活着するまで少なめに入れます。
その間に雑草がはびこります。
2週間ほどしてから、40センチ毎に植えた間に入って草取りをします。


今年は、今のところ雨が多く、水量は大丈夫です。
世界遺産の春日山原始林の谷からの水は、素晴らしいのですが、山が低く水量が少ないのです。
田んぼをやる場合、最も大切なのが、この水の供給です。
水が豊かで、安定供給できるかどうかで農作業の負担がまるで違ってきます。
そして、空から降る雨の様子を気にしながら、移り気な気候変化に敏感になります。
自然の恵みが受けられるかどうか、米作りには大問題なのです。
雨が降らずに水が足りない痛い渇水状態を体験すると、水の大切さに気づきます。
雨が降れば問題ないのですが、降るかどうか誰にも分からないのです。
ですから、水路の漏れがないか、水門の漏れや、畦からの水漏れがないかが気になります。
そして、丁寧に対応するようになります。
天から降った雨の恵みをきちっと受け取ることが出来るかが、私たちが出来る唯一の努力です。
田んぼの作業は、自然への対応の日々ともいえます。