スズメバチ駆除の方法:スズメバチの生態

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まず、スズメバチのコトを知ろう!

今年の秋は、オオスズメバチは少ないけれど黄色スズメバチが大和ミツバチを毎日のように襲いに来ています。
近所の家の屋根裏にも巣を造ったようで、おばさんが「どうにかしてくれませんか?」と頼みにきました。
見に行くと、トタンの壁と屋根の隙間から出入りしています。
駆除の方法を考えます。
(1)出入り口を塞ぐ。また、出入り口を見つけてくるが、また塞ぐ・・・を繰り返す。
(2)完全防備をして天井板を外して(壊して)強制撤去する。
(3)いろいろな殺虫剤を使用して殺す。
家の中に入って、天井を見ると。
幅の広い杉の一枚板が綺麗に天井を被っています。
壊す、切るのがもったいない天井板です。
相談して、壊した後の補修が、難しく・・・もったいないので(2)は止めました。
殺虫剤も考えましたが、天井空間が広く、また、黄色スズメバチは、スズメバチの中でも最も大きなマーブル調の巣を造ります。入り口が小さく、屋根裏に煙を入れても巣の中まで行き着くには相当量の殺虫剤が必要です。住居ですからあまりにも過剰な殺虫剤使用は出来ません。ですから(3)もダメです。
結果、近所であることから都度対応できる(1)の持久戦で行うことにしました。

▼スズメバチとの持久戦

まず、掃除機を持っていって、黄色スズメバチが出入りしている壁の穴に、掃除機の吸い口を固定して、掃除機の電源を入れたままで、半日。
夕方、見に行くと200〜300匹ほどが入っていました。
その穴をコーキングで塞いで、その日は終了。

二日後、「また出入りしているー!」と連絡があり、行ってみると、屋根瓦の下に35センチほどの穴が3ヵ所。そこから出入りしていました。
とりあえず、前回と同じように掃除機を持ってきて、吸い取るように設置して様子を見ます。
適当に動かしてもらって、次の日に見に行くと。また200〜300匹ほどが、掃除機に吸われていました。
これで、だいぶ勢力が衰えたはずなので、出入り口を玉ねぎ袋を切って、それを詰めて塞ぎました。
黄色スズメバチの歯(牙)は、強いので木材程度ではかじられますが玉ねぎ袋のメッシュは大丈夫です。

あれから、3日ほどして見に行きました。
最初にコーキングしたコーキングをかじって出てきたそうです。
しかし、勢力が衰えてきたようで、飛び出すハチの数は少ないとのことでした。
コーキングの穴は、家の方が別のコーキングで塞いでいました。

また、どこから出てくるか?
かれらも必死ですから。また、様子を見て対応します。

▼スズメバチの群れは冬を越せない

ところで、
スズメバチも含めて、ミツバチ以外のハチは、群れで越冬しません。
ミツバチは、ハチミツを食糧として冬を越すのです。
ですから「ミツバチ」と呼びます!
スズメバチは、草木の蜜も食べますが基本的に肉食です。
バッタや蝉などの昆虫から、蛇やほ乳類の死体も食べてしまいます。
ミツバチ以外のハチも女王蜂を中心とした群れの構成は同じですがミツバチと異なるのは、いくら大きな巣をつくっても秋の後半になると女王蜂以外は皆死んでしまいます。
そして、女王蜂は枯れ木の隙間などに隠れて冬眠して冬を越すのです。
クワガタなどと同じように冬を越します。

9月頃にスズメバチは盛んに働きますが、冬前には女王蜂以外は全て死んでしまうわけですから、それを待つのも駆除の方法なのです。自然の循環ですね。
ですから、駆除の方法(1)は持久戦ですが確実に、蜂はいなくなるのです。
ちなみに、スズメバチの巣は使い捨てです。
同じ巣を繰り返して使いません。
冬に出入り口を完全に閉じれば、同じ場所で巣を造ることはありません。

▼春先のスズメバチを捕獲する

スズメバチの女王蜂は、春の4月頃に起きて、活動を始めます。
最初、女王蜂は自分で小さな数十匹の巣を造ります。
働き蜂(メス)が生まれた後、巣作りや餌取り作業は、その働き蜂に任せて卵を産むことに専念するのです。
スズメバチに襲われて全国で年間数十人の人が亡くなっています。
死亡者数は、なんと熊や毒蛇の被害数よりも多いのです。

スズメバチの女王蜂は、春先に活動しますので、その頃に女王蜂を捕えるとスズメバチの巣をひとつ取ったことになるのです。
ですから、春の4月頃に注意して見ておきます。
捕虫網で捕れます。トラップを設置しても入ります。
オオスズメバチの女王蜂などは驚くほど大きく、すぐに分かると思います。

「貼り付けスズメバチ駆除器(トラップ)」の作り方
スズメバチ駆除器(トラップ)の作り方