大和ミツバチの女王蜂の巣入り

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6月の中旬、田植えをしていると蜂の群れ音が聞こえてきました。
田んぼと川の間にある蜂場の上空に蜂の大群がありました。

今頃に分蜂(巣別れ)かな?と様子を見に行くと、空の巣箱に蜂の群れが入る状況でした。

分蜂した蜂群は、女王蜂を中心として新たな住み処が見つかるまで元の巣の近くに待機します。
待機している間にいくつもの偵察蜂が、新たな住居を探します。
ミツバチは、探した巣の中で最善の住居を探して選択すると言われます。
幾つかの新居候補から合議制で決めるのです。
引っ越し先となった住居には、一匹の偵察蜂が数匹となり、数十匹と増えて最後には、待機している群れが一斉に飛び立ち、新居に向かいます。
私が遭遇したのは、まさにその入居する瞬間でした。

最初の写真、よく見ると女王蜂が写っていますが、分かりますか?
二番目も分かりにくいですが、写っています。
三、四、五番目の画像は、よく分かるでしょう。
働き蜂の1.5倍はあります。お尻の方が大きくて黒いですね。
お腹に、卵と精子をいっぱいに溜めています。
約3年と言われる寿命で、数万個の卵を産み続けます。

群れの移動の時に、女王蜂は先頭を切って移動しません。
最後尾でもありません。
どことなく、真ん中辺りにいて、皆が移動していくのを見計らって動き出します。
巣入りの場合、どこからか働き蜂の間をぬって、さっさと入っていきます。働き蜂の動きとは、明らかに異なる動きです。

ちなみに、6月中旬の分蜂は、「孫分蜂」と呼びます。
4月に分蜂して新たな巣に移動したコロニー(蜂の群れ)が、2ヶ月ほどで急成長して、それがまた分蜂するのです。
今回の群れは勢力の強いコロニーと言うことが出来ます。
勢力が強いと言うことは、女王蜂の勢力が強いと言うことです。
元気な働き蜂の卵を沢山産む優性種なのです。

また、女王蜂の羽を見て分かるように、身体の大きさに比べて大きくありません。アンバランスですね。
女王蜂は、分蜂時と最初に生まれたときに交尾飛行に出るとき以外は、一生巣の中にいます。巣の間が狭いので、女王蜂の羽は働き蜂のそれとあまり変わらない大きさなのです。