「御田植え祭」の復活2013年:Natural AgriArt

このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年6月15日に、奈良公園、春日大社の南方に位置する新薬師寺・鏡神社の前の新しい田んぼをやり始めるのを機に「御田植え祭」を行いました。
この地域の神社としては戦後初めての出来事です。
きっかけは、今年5月に鏡神社の梅木宮司さんと季節変化と自然と農事の話の中で、農事の祭は日本の伝統そのものであるのに、いまはなくなってしまった。
・・・自然を愛でる「自然農」は、自然に即した昔の農事暦と同じことを再確認。
・・・・・意気投合して・・・ではやりましょうという事になり、まずは「御田植え祭」の復活となりました。

「御田植え祭」(豊穣祈願祭)とは、田んぼの神様や自然の神様に五穀豊穣を祈願する祭です。
今年は田植え時期まで雨が少なかったので、雨乞いの祭もと心の中では思っていました。
平安時代の昔は、「御田植え祭」の時に「田楽」という田遊びという「楽」と「躍り」があったそうです。
そして、それが「田楽能」となり、後に猿楽とは違った源流をもち「能楽」へと発展していったようです。
早速、友人の山本公成さんご夫妻に「楽」をお願いしました。

地域の方にも声をかけて、参加いただきました。
わざわざ早乙女衣装での参加をしていただいた娘おばさん(?!)や、遠くからわざわざ自然農の田植え体験をやりに来た人などが集まっていただきました。
田んぼには、水を張らずに竹串で一本、一本苗を植えていく自然農の田植えです。
こんなものでお米が出来るのか?・・・異口同音。
・・・秋を見てください。きっと自然が稲穂を実らせてくれますから。

「御田植え祭」は、降神の儀からはじまり、田んぼの御祓いや、玉串奉納をおこない、皆に田植えを体験していただきました。
そして、お昼に、お供え物で直会(会食)を行い、元気な人は引き続き田植えをおこなっていただきました。
雨も途中からしとしと降り出して、まさに、祭をやったおかげ、恵みの雨です。

今回は、戦後初めての「御田植え祭」なのでとりあえず簡易な形式で行いました。
宮司さん曰く、次回は「楽」と共に「躍り」があればもっと楽しいですねと・・・次回の盛り上がりを予感していただきました。
次回は来年になって考えますが、5月末か、6月初旬の少し早い時期に行おうと思います。
そして、「神社と田植えと人が交わる祭」にできればと・・・。
どなたか舞える方おられたら来年、是非ご参加下さい。

お米も野菜も自然に依存して自分でつくる。
自然の恵みに気づいたとき、自然に「祭」も生まれます。
「祭」で人と地域、自然が繋がり結びつく。
人と食と地域で、自分たちが生きる環境をつくります。
まずは、自分たちの幸せのために豊かな環境を自分たちの手でつくることから始まります。
AgriArt。