『見えない力』ハチの役割:Bee Forest

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アインシュタイン博士が残した、このような言葉があります。

If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four
years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.
「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きることはできない。ハチが
いなくなると受粉ができなくなり、そして植物がなくなり、そして人間がいなくな
る」という予言めいたものです。
この言葉には、多くの示唆が含まれています。(注)

◎蜂の役割の重要性

ひと口に蜂と言っても、その種類は多種多様です。日本だけでも4千種あると言われます。しかし、ミツバチと呼ばれる、蜜を集める種類は世界でも10種に過ぎません。
ミツバチは、大きく分けて2種あります。

アフリカからヨーロッパに分布する「西洋ミツバチ」と、中央アジアから東南アジアまでに分布する「東洋ミツバチ」です。日本に昔からいる野生種の「日本ミツバチ」は、東洋ミツバチの亜種です。

アインシュタインの言っている「ハチ」は、厳密には、ミツバチが主で、また蜜を食べても集めないハチも含まれると思われます。

ミツバチは、人間よりも遥か古代から生息して、森に多いドングリのできる落葉広葉樹(被子植物)や、花をつけ種子を作る植物(顕化植物)などと共に生きてきたとも言われています。
花が咲き、蜜が出る植物は、受粉しなければ実が出来ません。
実が出来ないと種が出来ないため、植物は子孫を残すことが出来ないことになります。
そうなると、森がなくなるということになります。

森がなくなると言うことはどういうことか?

鳥や熊や鹿、リス、イノシシをはじめ多くの動物が棲めなくなります。いなくなります。
山そのものの植性が偏り、山崩れが常時化したり、荒廃すると考えられます。
そして、川も大きく変わります。

本来の川は、山に降った雨は、木々や土壌のミネラルや鉱物などの成分を含み、土石、枯れ木、落葉、虫などとともに川に流れます。
川は、山からの豊かさを増しながら川を束ね下流へと向かいます。そして、豊かな川は無数の生物を養います。

人間にも、飲料水をはじめ、農業用水、川魚など多くの恩恵を与えながら海へ下ります。
このように落葉広葉樹の山から流れた栄養豊かな水は、多くの生命体を育む環境となっているのです。

最後に、
海に流れ込む栄養豊かな川は、プランクトンの餌や、海草の栄養分などを運び、豊かな海を創る役割を果たしています。

既に、日本国内でも海の漁師達が、山に広葉樹の植林運動を行っています。

「ハチ」→「受粉」→「結実」→「種」→「植物の増殖」・・・という相互循環は、
山から川、海へと影響しているのです。
人間にとって「農作物」が出来るための「受粉」という重要な役割を担っているのです。

自然環境保護などでも「ハチ」の存在が、あまり意識されて来なかったのは、
ハチは「見えにくい存在」だからでしょう。
ハチの存在は知っているけど、それほど大きな役割を担っているとは・・・「見えない力」をもっているとは認識されていないのです。

アインシュタイン博士は、
山に落葉広葉樹を植えるだけでは森は生まれない。
畑に種を蒔いて育てるだけでは、作物が出来ない。
「見えない力」の存在が重要であることを見抜いていたんですね、
流石です!

昔の日本の山野には、大和ミツバチが巣に出来るほどの大きな木の洞がたくさんあった。
と、言うことは、大きな樹木がたくさんあったと言うことですね。
そして、明治以前は、農薬も無く野山は自然の状態であったと思われます。
それが、売れる大きな樹木は伐採されて、管理された植林が山を被うようになりました。
畑や果樹園、田んぼでは、農薬が使用されています。
「大和ミツバチ」たちの激減は、このような環境破壊的行為を進めているのですから当然の現象といえます。
山野の自然を守っていた「ミツバチ」の見えない力に気づき始めている人は、まだまだ少数です。
「大和ミツバチ」を守り増やすこと〈Bee Forest〉は、環境破壊的行為を慎み、自然環境を取り戻すことに他ならないのです。

(注):アインシュタイン博士が残した言葉・・・実際語ったかどうかの確証はないようです。しかし、誰であろうとも、的を射た内容ではないでしょうか。敢えて、この頁はアインシュタインの言葉として表現しました。