◎空き家、古民家のお風呂
2012年06月初旬、奈良市の中心市街地の北部。
依頼者は、時々行く空き家の古民家に巣付いたミツバチをいつかは、どうにかしたいと気遣っていたようです。
お風呂の焚き口の入り口から出入りするニホンミツバチ、その巣は浴槽と壁の間にあると推測されます。ミツバチの分蜂も終わり、少し群が小さくなった頃を見計らって、6月初旬に捕獲、撤去作業を行いました。
最初は、出入りする蜂を掃除機で吸い取り、外勤蜂が少なくなった状態で、巣の撤去作業に移ります。
そして、巣の撤去のために外壁を破るか、浴室内から撤去するか思案しました。
結局、浴室内の浴槽の袖部のタイルを剥がして巣を発見。数年かけて大きくなっていったのでしょう。大きな巣でした。
巣を順番に撤去すると、ミツバチは一方向に固まりました。それを掃除機を使って丹念に吸い取ります。
そして、新たな蜂の群が棲まないように、入り口部を全て塞いで完了です。
吸い取った蜂は、養蜂場に持ち帰って巣箱に移すのですが、多くのミツバチは、逃避して山に帰ります。突然、拉致された蜂はショック状態です。
蜂場に居着いた蜂たちはどこか落ち着かない状態です。
巣の作り方が巣箱の中間から作ったりして、拉致の影響が出ます。
撤去したハチミツを給餌して飼育します。