今年で4回目の観月祭です。
昨年は台風で中止になり後日、稲刈りの後に我が家で「豊作おにぎり際」をおこないました。
今年は、台風の後晴れの日が続き、最高の観月日和です。
そよ吹く秋風に稲穂が出そろい、黄色く実りを続けています。
田んぼに囲まれた場所で観月祭は行われます。
背景は、御笠山、春日山原始林、高円山です。
お月様は、6時半過ぎに、春日山と高円山の間からまん丸い顔をのぞかせました。
今年は、いつものようにミュージシャンの山本公成・ほしこさんご夫妻と、今年から、私の尺八の師匠でもありますミュージシャンの松本太郎さんらに演奏して戴きました。
PAは、大阪堺から友人の浅田さんと豊永さんが準備をしていただきました。
静寂の中、演奏が始まると虫の音も合奏します。
お月様が、聞き入ります。
風に乗り山麓の田んぼから村の隅々まで響き渡ります。
来て戴いた50名近くのご近所、友人の皆様が聞き入っています。
かがり火が、時折はじけ暗闇を揺さぶります。
みんなが持ち寄った、お酒や料理がテーブルに並びます。
手元のローソクの火が風で消えては、誰かがつけます。
お月様が眺め、音楽が包み込む中、人とひと、人と自然が繋がっていきます。
毎回参加されている方、はじめて参加された方、それぞれの出合いが生まれます。
演奏して戴いたミュージシャン、準備にご協力戴いた友人やご近所の皆様、遠くから参加いただきました皆様、
お月様、田んぼの神様、みんな。
今年も楽しいひと時を、ありがとうございました。