ちょっと遅めの初分蜂:2014.04.14

2014年04月14日午後2時30分頃、
予想通り・・・今年初めての分蜂がありました。

昨日までは日中気温が17度前後の日が続き、やっと今日から20度を越す気温になりました。
ミツバチの巣分かれ(分蜂)が無事行われることは、種の保存の意味で重大事です。

分蜂するミツバチは、次の住み処を探すまで、近くの安全な場所に固まって(蜂群)待機します。
その習性を利用して捕獲するわけです。
分蜂は、新しい女王蜂が生まれるために、既存の女王蜂が、群れの半分ほどを引き連れて巣を出ることです。
人間社会と違って、母親が長女が生まれる前に出て行くわけです。
嫁と姑の闘いを避けるのです。
ミツバチは、匂い(女王蜂のフェロモン)で群れが統率されています。
違う匂いのハチは敵ですから、二匹の女王蜂の匂いが混ざると混乱して闘いになります。
上手くできています。

分蜂で旅立つ時に、ハチたちはお腹いっぱい蜜をためてから出ます。
次の巣が見つかった時に、ハチミツ採ってきても貯蔵する巣が無いわけですから、すぐに巣作りにかからなければ成りません。ですから、新たな巣を探すのもつくるのも一刻を争うことになります。

ミツバチの新たな巣は、分蜂が始まる数日前に、既にいくつかの偵察蜂があちこち探しに出ています。
どの住み処がよいのか最終的に合議制で決めると言います。
一匹のハチが、新しい空巣箱を物色しに来ることがあります。
次の日は、数匹連れてきます。また、次の日はもう少し多くのハチが見に行きます。
そして、決まった場合、分蜂で留まった場所から一斉に黒い砂嵐雲のように移動します。
巣に吸い込まれて入っていく様は、見物です!

大和ミツバチは、危害を加えたり脅かさなければおとなしくて、可愛い昆虫です。
分蜂群に指を入れても・・・ほら、大丈夫です!(自己責任ですが!)