昨年、奈良市高畑町の鏡神社の梅木宮司さんにお願いして復活した豊穣祈願祭=「御田植え祭」。
今年は、神社の祭りに昇格して第二回目を無事終えることが出来ました。
鏡神社で祭りをおこない、神社の目の前にある、我が家の自然農法(不耕起無施肥無農薬)の田んぼで田植えを行いました。
梅雨に入るこの時期としては、気温30度を超える暑い夏日です。
午後1時から以下の順で、鏡神社の梅木宮司による祭りが行われました。
・修祓(しゅばつ)・・・神道の祭事に先立って,神職が行う清めの儀礼。
・降神の儀・・・・・・・ 神式場に神様をお招きします。
・献饌(けんせん)・・・神前に物を供えること。
・祝詞奏上(のりとそうじょう)・・・祝詞を奏上すること。
・斎田清祓(さいでんきよめばらい)・・・田んぼの四方にて神職が行う清めの儀礼。
・奏楽奉納(そうがくほうのう)・・・音楽を演奏、奉納すること。
山本公成・ほしこさんご夫妻の演奏、井原季子さんの笙の演奏。
・玉串奉奠(たまぐしほうてん)・・・玉串とは榊の小枝に紙垂(しで)をつけたものを神にささげること。
・撒饌(てっせん)・・・神前の供え物を下げること。
・御田植え・・・・・・・田植えをすること。
・直来(なおらい)・・・田植え祭が終わった後、供え物を下げて参加者一同で酒食する宴。
豊穣を祈願して、厳かに粛々と行われました。
40名ほどの方が列席して戴き、また田植えにも多くの方が参加していただきました。
早乙女も三人参加です!?
水を張らない田んぼに出て、竹串で穴を開けて、1本ずつ苗を植えていきます。
それも40センチ間隔に・・・。
初めての自然農の田植えは、不思議な体験のようです。
新聞社や、奈良テレビの取材も訪れ賑やかな田植えになりました。
田植えの後は、宮司曰く、祭りのメインの行事は「直来」(なおらい)です!
みんなでお供えしたお酒やビール、米粉ケーキやおはぎ、おにぎりなどなど・・・で、
参加された方々の交流が楽しく行えました。
昔は、この直来によって日頃出来ないコミュニケーションが図られたようです。
「自然農法による御田植え祭」
お米を作るのは人間ではありません。
お米の種を撒いて、田植えをするのは人間です。きっかけをつくるのですね。
が、育てるのは太陽や、虫や雨、そして春日山から直接入る川の水です。
自然の恵みによって、私たちは生かされています。
「御田植え祭」の新聞記事をもらいました。
テレビは、友人が見ていて翌日連絡していただきました。
来年は、もっと多くの方が参加して戴けると思います。
「自然農、田は起こさず、人を耕す」かな。
みんなで作るお祭りです。
※来年は、貴方もご参加下さい!
自然と繋がり、みんなと繋がりましょう。