2016年4月7日(〜9日)の雨の中、今年初めて、十津川村へアマゴ釣りに向かった。
中流部以下は、大雨の影響で濁流。8日は晴れるとの見込み・・・。
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翌朝、車を止めてから1時間半ほど曇り空の山を歩く。
大峰山系を源流とする標高1000mから1300mの渓谷へ入る。
毎年嫁と共に一度は訪れるこの渓谷は、何時訪れても美しい。
苔や岩の色や形・・・自然がつくり出す美しさは、見とれるほど・・・。
何処を見ても、切り取っても絵になる。
美しい木々の森の渓谷にどっぷりと浸かった魚釣りは、心身共に本当に洗われる。
源流部は、普段の数倍の水量だが、流石に自然豊かな森に包まれた渓谷は大雨でも水は澄んでいる。釈迦岳(約1800m)を頂にする、谷は大峰山系でも自然林が多く。
標高が高くなるとシャクナゲの群生やブナの森が美しい落葉樹の森が広がる。
4月初旬、下流の方は若草色が進んで春の景色だが山奥の渓谷は、もう少し待たないと木々の芽が出ない様子。
アマゴは、氷河期にサツキマスが、陸に閉じ込められて、そのまま生息して現在に至るサケ目サケ科の魚。朱色の斑点があって、西日本の渓流を代表する美しい魚。(東日本では、朱色の斑点のないサクラマスの陸封されたヤマメが生息する)
赤い斑点のあるアマゴの方が、味が濃い(美味しい)と私は思う。(笑)
ここまで来ると、人には出会わない。
ゆっくり、たっぷり渓谷に溶け込んで・・・アマゴ釣りを楽しんだ。
ちなみに、この4月10日にビーフォレスト・クラブの会員で「野草摘み」を我が家で行うことになったので・・・その時に、天ぷらと塩焼き!
・・・やっぱり、アマゴがいるなー・・・と、いうことで今回の釣行に至ったのであります。(笑)
でも、釣れて良かった・・・ホッー。
帰りに、道に落ちていた葉っぱ達。
これは、常緑樹の木々が、春に新たな葉を付けながら一方で、古い葉を落とすのです。
落葉樹は、秋に落葉して冬を迎えますが、常緑樹もこのように春に落葉します。そして、新陳代謝しながら成長します。
このような落葉が、山の土を肥やし、葉は川に流れ・・・水生昆虫が食べます。その昆虫をアマゴが食べます。
葉は、水にも溶けて栄養豊かな水は、海まで山の豊かさを運びます・・・。