今では日本中何処でも見られる西洋ミツバチ。野生の大和ミツバチとは違って家畜の農業資材の外来昆虫だ。
いまや西洋ミツバチ養蜂は、都会の中まで日本中で大流行り⁉︎
しかし、大変なことが起きている。
我が家の裏に2年前まで沢山いた大和ミツバチですが、今は、みんなミツバチ感染病で一群もいない。
ところが、どうしたことか?3年前から、毎年大和ミツバチの巣箱に西洋ミツバチがやって来て住み着いている。
今年も、4月下旬に西洋ミツバチがやって来た。
何処かで分蜂した西洋ミツバチだろう。
野生化を確認するために、ただただ西洋ミツバチを観察している。
この頃、西洋ミツバチのオスバチをよく見るようになった。この動画を→ よく見れば少し大きなミツバチがいる。そいつだ!
女王蜂がもうすぐ産まれる兆し。
もうすぐ、◉分蜂するのかも知れない。
オスバチは、交尾をする為にだけにつくられる。交尾時期が終わると皆死んでいく。
西洋ミツバチ養蜂業者は、分蜂させないように女王蜂が生まれる王台を見つけると切り取ってしまう。分蜂すると、半分くらいの働きバチが、蜂蜜をお腹いっぱいためて女王蜂と出ていくために・・・分蜂させないようする。
養蜂業者は、蜂蜜とミツバチを失うことになるからだ。
しかし、養蜂業者も王台を見落とす事がよくある。趣味で行う新米養蜂家はなおさらだ。
すると、分蜂した西洋ミツバチは何処かへ行ってしまう。
都会でミツバチの群れがニュースになるのはこのようなことから起きている。
我が家の大和ミツバチ巣箱に入った西洋ミツバチも、そのようにしてやって来たと思われる。
また、もしかして野生化した西洋ミツバチの分蜂かも知れない。
どちらにしても、ここ3年、毎年いるから野生の西洋ミツバチと同じ状態になっている。
このような西洋ミツバチが、日本中いたるところにいる。
犬でも猫でも、増えた子供を放置して、野犬、野良猫化している状態と同じ・・・しかし、外来生物昆虫の西洋ミツバチは、もっとやばい。
大和ミツバチや他の在来ポリネーター(授粉昆虫)の蜜源を奪い、時には大和ミツバチの巣を襲い、クモやアリのように増えていく。
他の外来生物と問題の大きさが違うところは、西洋ミツバチの野生化は、日本の森の生態系の基盤に影響すること・・・昆虫、植物全体に影響する。そして、在来種のポリネーターへの影響は、日本の農業の根幹を揺るがす問題をはらんでいるのです。
ミツバチが可愛いと思っている人が大半の日本で、この現実を理解してもらうこと自体非常に難し状況だ。
西洋ミツバチは、既に日本の生態系を激しく壊している(侵略的外来生物)ことは間違いないのだけれど…。
西洋ミツバチ養蜂のリスクが大きすぎることを誰も問題視しないのは何故だろう?
ミツバチや西洋ミツバチ研究家は、なぜこのことを問題視、指摘しないのだろうか?
銀座ミツバチなどの、街中での養蜂を推進していることが大きなリスクと問題をはらんでいることに何時になれば気づくのだろうか?
それも国や自治体が支援している・・・
西洋ミツバチ養蜂家に野生化の可能性を聞くと、「そうですよ!エサがあれば住み着くでしょう!」と、その返事は、驚くほどあっけなかった・・・。